歯が痛い!その原因は何?虫歯、歯周病…それとも…
- 2023年5月1日
- 虫歯
みなさん、こんにちは!歯のケアはしていますか?
夏を感じる季節となりましたが、まだまだ気温に寒暖差があります。規則正しい生活を心がけ、体調管理に気をつけて過ごしましょう。
今回のコラムのテーマは、「歯痛」についてです。歯が痛くなると「虫歯かな」と思いがちですが、実は違う病気が原因の場合もあります。歯の痛みを感じたら歯医者さんに行くのがイチバンの解決策ですが、深夜であったり、海外にいたりと、どうしてもすぐには行かれないことも。
時には自分でなんとか対処しなければならないこともあるでしょう。痛みの原因を症状別に紹介していくのでぜひ参考にしてください。
歯周病
「サイレントキラー」とも呼ばれる歯周病。歯周病はかなり進行しなければ痛みを感じない恐ろしい病気です。歯周ポケットから侵入した歯周病菌が年単位でゆっくりと歯周組織を破壊していき、歯茎が退縮した結果、歯茎の下に埋まっていた歯根が露出してしまうことで、知覚過敏が起こり痛みに繋がります。
知覚過敏
歯周病や加齢などが原因で起こる知覚過敏。歯ブラシの毛先がふれて痛い、冷たい飲食物がしみる、甘いものを食べると痛む、風にあたると痛むなど、外部からの何らかの刺激により痛みを感じます。よく虫歯と間違われますが、痛みは一過性である場合がほとんどで、歯を叩いても痛くないのが特徴です。
歯の根が膿んでいる
歯を噛んだときに痛む場合は、歯の根に膿が溜まっているのが原因かもしれません。虫歯菌が神経まで入り込んだり、神経を抜いた歯が細菌感染したりすると歯の根に膿がたまります。その膿がうまく排出されないと内圧が高まって痛みを発生させます。
歯ぎしり
睡眠時に無意識に歯ぎしりしていたり、噛み締めたりしている場合、歯の根本がくさびのようにえぐれてしまったり、ひび割れてしまうことがあります。「最初はしみる程度だったのに、だんだん痛みが強くなった」ときは、歯ぎしりが原因かもしれません。
噛み合わせ
詰め物や被せ物をするときに噛み合わせを確認しますが、この噛み合わせが不十分の場合、どこかしらの歯に強い圧がかかります。この圧により、歯周組織が刺激され、痛みを感じることがあります。
歯のひび割れ・欠け
なんらかの原因で歯が割れたりヒビが入ると、割れ目から細菌が入り込み痛みを引き起こすことがあります。神経がある歯がひび割れ・欠けを起こすと激痛が走ります。また、神経の無い歯の場合は腫れや膿を伴った痛みとなります。
歯が痛いといっても原因はさまざま。中には、歯や歯茎以外の原因で痛みを引き起こしている場合もあります。例えば、風邪やアレルギー性鼻炎が原因で起こる急性副鼻腔炎は歯の根の部分に近い場所に膿が溜まるため「歯が痛い」と勘違いしやすいです。ほかにも、三叉神経痛、帯状疱疹、群発頭痛、心因性疾患などの場合もあります。
つくしの歯科では、患者さんのお口の中の症状や悩みをお聞きし、的確な検査をしてから治療方針のご説明をしています。また、平日夜20時まで、土曜日・日曜日・祝日も診療しているので、歯の痛みを感じたら我慢せず、まずはお電話でご相談ください。