正しい歯磨きの仕方って?時間やタイミング、回数などを詳しく解説!
- 2023年6月15日
- 予防
みなさん、こんにちは!歯のケアはしていますか?
年齢を重ねるほどにさまざまなトラブルが発生する口腔内。特に40代以降の患者さんから「もっと歯を大切にすればよかった」という後悔の声をよく聞きます。
「歯磨きをしていたのに虫歯になってしまった!」「デンタルケアしてきたつもりだったけど歯周病が悪化していた」と訴える患者さんもいます。虫歯や歯周病になる原因は、体質やさまざまなリスク因子も関係していますが、ブラッシングやケア方法が間違っていることも大きな要因です。
デンタルケアの基本は、日々の歯磨きにあります。まずは、プラークの餌である食べかすを残さないこと。そして、できてしまったプラークをきちんと落とすこと。これさえできていれば、虫歯や歯周病になる確率はかなり下がります。たとえ虫歯や歯周病になったとしても進行を食い止めることができます。
歯磨きは起床時と食事をした後に行なうのが理想的です。朝食、昼食、夕食後にそれぞれできればいいのですが、外出していたり、忙しかったり、億劫だったりサボりがちになってしまうことも。最低でも就寝前にていねいに行なうことを心がけましょう。
就寝時は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすい口内循環になります。食べかすが残ったまま寝てしまうと、虫歯菌や歯周病菌が確実に繁殖し、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
おやすみ前はゆっくり時間をかけて1本1本ていねいに磨いていきましょう。鏡を見ながら歯の隙間や歯茎と歯の境目を念入りに磨くのがおすすめです。また、歯磨きの後はデンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどの補助清掃用具を使うのもいいでしょう。一般的に歯ブラシで落とせる汚れは60%程度だといわれています。さらに念を入れてマウスウォッシュやデンタルリンスなどをするのもいいですね。
歯ブラシは鉛筆持ちで、強く握らず軽く持って歯や歯茎を傷つけないように優しく磨いていきます。ずっと同じ角度で磨くのではなく、あらゆる角度から毛先を動かすようにすると汚れが落ちやすくなります。歯周病対策では、45度の角度で歯ブラシを入れ、プラークを優しく掻き出すイメージで横に動かすのが効果的です。
回数ですが、1か所につき約20回ほど磨くといいでしょう。前歯の裏側は、歯ブラシを持ち替え縦に磨いていくと汚れが落ちやすくなります。ブラッシング時間は、1回につき15分程度が理想的です。
歯磨き後のセルフチェックとして、舌で全体の表面を確認していきましょう。ザラザラした感触がある場合は、歯磨きが足りていない可能性があります。つるつるした感触になっていたらOKです。歯磨きがきちんとできているか不安な方は「歯垢染色剤」を使用するのもいいでしょう。口腔内に残ったプラークが浮かび上がるので、目で見て磨き残しを確認できます。ドラッグストアや薬局などで購入できるので気になる方はチェックしてみてください。
日々のデンタルケアに不安がある場合は、ぜひ、つくしの歯科に起こしください。歯科医師や歯科衛生士による定期的なクリーニングで口腔内を清潔にし、口腔内のトラブルの原因を減らしていきましょう!また、ブラッシングや、その他、補助清掃用具の指導も行なっています。歯並びは人によってさまざま。その人に合うケア方法をお伝えしています。