ブラキシズムに要注意!歯ぎしりや、食いしばりの悪影響とは?|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

〒183-0056東京都府中市寿町1丁目6-2
042-366-3692
ヘッダー画像

つくしのブログ

ブラキシズムに要注意!歯ぎしりや、食いしばりの悪影響とは?|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

ブラキシズムに要注意!歯ぎしりや、食いしばりの悪影響とは?

みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?

お口の健康を損なう原因として虫歯や歯周病はよく知られていますが、歯ぎしりや食いしばりによって歯を壊してしまう「ブラキシズム」はあまり知られていません。今回はそんなブラキシズムについてご紹介します。

ブラキシズムは分かりやすくいうと歯ぎしりや食いしばり、咬みしめのように、歯や顎に負担をかける悪習癖の総称です。歯周病や顎関節症のリスクを高めることや、頭痛を引き起こす要因としても問題視されています。また、虫歯治療後の詰め物やインプラントにも過度の負担を与えてしまうので「詰め物がよく外れる」「インプラントが数年でだめになってしまう」という弊害を及ぼしてしまうこともあります。

ブラキシズムには、上下の歯をギリギリと擦り合わせる「グラインディング」、上下の歯を強く咬み合わせる「クレンチング」、上下の歯をカチカチと咬み合わせる「タッピング」があります。種類とは別に、寝ているときに現れるのが睡眠時ブラキシズム、起きているときに現れるのが覚醒時ブラキシズムとされています。ブラキシズムは睡眠時の歯ぎしり、活動時の食いしばりなど、誰にでもある程度は現れる症状です。

軽度のブラキシズムはあまり問題ではありませんが、長時間のブラキシズムは歯に大きな負担をかけてしまいます。一般的に、睡眠時ブラキシズムよりも覚醒時ブラキシズムの方が歯に与える悪影響が大きいとされています。

食べ物を咀嚼する時やスポーツで力を込めた瞬間など、日常的に歯には負担がかかっていますが特に問題なく過ごせています。それは、歯茎は強い力が瞬間的にかかっても耐えられるようにできているからです。睡眠時ブラキシズムの場合、歯ぎしりなどで歯や歯茎がダメージを受け、起きた時に歯や歯茎が痛くなることがあっても影響を与えているのが短時間であるため通常は時間とともに回復します。

一方、覚醒している際のブラキシズムの場合、すごく強い力ではなくても、ある程度の負担をダラダラと歯にかけ続けてしまうことで歯の表面が削れたり、歯根が割れてしまったりすることがあります。

ブラキシズムにはさまざまな症状があらわれます。例えば、冷たいものが染みてしまう知覚過敏、歯のすり減り、歯周病の進行、顎関節症、詰め物・被せもの・インプラントなどが割れる、頭痛や肩こりなどです。

ブラキシズムにはいくつかのの治療方法があります。歯や顎にかかる力を緩和させるマウスピースを装着することや、歯と歯の接触に対しての意識改善、体操やストレッチなどです。睡眠時の改善にはマウスピースが有効ですが、起床時には装着することが難しいため意識改革やストレッチが主な治療方法になります。

予防としては、睡眠時ブラキシズムの場合、良質な睡眠を取ることや、日中は日の光を浴びて適度な運動を行なうこと、アルコール類や喫煙を控えること、基礎疾患がある方はそのコントロールをすることなどが挙げられます。覚醒時ブラキシズムの場合は、過度なストレスをためないことや、不安を和らげる工夫をすること、同じ姿勢をずっと取り続けないようにすること、特にデスクワーク中はタイマーをかけるなどして、意識的に歯に負担がかかる行動をとり続けないことなどが重要です。

詰め物や被せものが何度も取れる、デンタルケアしているのにも関わらず同じ歯ばかりが何度もトラブルを起こす、顎が痛む、口が開かなくなった、慢性的な頭痛や肩こりに悩まされている、冷たいものなどを摂取すると歯が滲みる…そんな悩みをお持ちの方はもしかするとブラキシズムが原因かもしれません。

通常、虫歯などは一度治療が終わってしまえば、短期間で同じ歯が悪くなる事はあまりありません。ブラキシズムの怖いところは、多くは無意識に行なわれていることです。ブラキシズムは病気ではなくいわゆる「癖」であるため、見逃してしまうことが多いのですが、何もせず放置しているとやがては歯を失ってしまうこともあります。

当ブログを読んで思い当たる節がある方や、自分はよく歯を噛み締めてるかも…と思った方はぜひつくしの歯科にご相談ください。歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)の製作や噛み合わせ調整、生活習慣のアドバイスなど、その人にあった治療方法を提案させていただきます。