口の中が白くなる病気とは!原因や対処法を紹介|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

〒183-0056東京都府中市寿町1丁目6-2
042-366-3692
ヘッダー画像

つくしのブログ

口の中が白くなる病気とは!原因や対処法を紹介|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

口の中が白くなる病気とは!原因や対処法を紹介

みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?

口は消化器官、発声器、感覚器官など、さまざまな役割を担っています。食事をする、飲みこむ、息を吸う、声を出すなど、その行動は多岐に及びます。

そんな「第一の消化器官」である口は常に刺激にさらされていて、汚れが溜まりやすく、細菌やカビが繁殖しやすい器官でもあります。

今回は口の中が白くなる病気とその原因や対処法についてご紹介します。

①舌の表面が白くなる舌苔

舌の表面が白っぽくなっている場合、その多くは舌苔(ぜったい)です。舌苔とは「細菌のかたまり」のことで、成分は歯垢(プラーク)と同じくさまざまな細菌で構成されています。

舌の表面には舌乳頭(ぜつにゅうとう)と呼ばれる小さい突起が無数にあります。この凸凹した部分に汚れや細菌が蓄積し、舌が白っぽく見えてしまいます。

舌苔が生まれてしまう原因はオーラルケアの不足です。口の中の衛生状態が悪いと舌苔が発生しやすくなります。また、唾液量の低下や、舌の運動低下、体調の悪化なども原因となります。

舌苔をそのままにしておくと口臭が発生したり、味覚障害が起きたり、歯周病や虫歯になりやすくなったりする可能性があります。

オーラルケアの見直しや、舌磨きを取り入れるなど、口内環境の改善に努めましょう。

②白い口内炎「アフタ性口内炎」

口内炎は「アフタ性口内炎」「ウイルス性口内炎」「カタル性口内炎」と大きく3つに分かれます。症状やできる場所によって違いがありますが、ここでは白い「アフタ性口内炎」についてご紹介します。

アフタ性口内炎は、白い円状の炎症です。生活習慣の乱れや口腔内の不衛生が原因で口の中の粘膜が弱まり、歯が粘膜当たってしまった時や、粘膜を噛んでしまった時に傷口に細菌が入り込み、炎症が起きます。

免疫力が低下するとできやすく、痛みや染みるとった症状が一週間程度でます。対処法としては規則正しい生活を送ること、口の中の衛生環境を向上させること、ビタミンなどの栄養素を積極的に摂ることなどが挙げられます。

③口腔カンジダ症

カンジダ症の中で口腔内にできるものを「口腔カンジダ症」といいます。カンジダとは真菌の一種でカビのことです。元々カンジダ菌は体の中に常在していて健康なうちは悪さをすることはほとんどありません。

疲労が溜まったり、体の免疫力が低下したりと体が弱った時に症状が現れます。ステロイド薬や抗生剤を長期内服している場合、常在菌のバランスが崩れて症状が現れることがあります。

口腔カンジダ症は、舌や頬など口腔粘膜に白っぽいカッテージチーズのような白い苔状のものが付着します。白い苔はガーゼなどで拭うことができますが、剥がすと赤く腫れてしまい、出血や痛みを伴うことがあります。舌がヒリヒリと痛むことや、味覚がおかしくなることもあります。

口腔カンジダ症の治療は抗菌薬を使用します。薬剤を使用すると早期に症状が軽快することがほとんどです。

④白板症

白板症は、舌や歯肉、頬の粘膜などによくみられる白斑状のざらざらした病変でこすっても取れません。白板症の約3~14.5%は、将来がん化するといわれています。発生するはっきりとした原因は不明ですが、尖った虫歯、合わない入れ歯、外部からの長期間の刺激、煙草、アルコール、刺激の強い食べ物、ビタミンA・Bの不足などが誘因しているのではないかとされています。

白板症は口内の粘膜が繰り返し摩擦を受けることでできるとされる病変です。基本的に痛みはありません。白板症は良性ですが、前述したように一部は口腔がんの前癌病変とされるため、定期的な検診で経過を観察しましょう。

⑤口腔がん

口腔がんには、舌がん、歯肉がん、頬粘膜がん、口腔底がん、硬口蓋がん、口唇がんなど、さまざまな種類があります。口腔がんの原因は白板症と同様にはっきりされていない点が多いですが、喫煙、飲酒、口腔内の不衛生、炎症などが挙げられています。

口腔がんはがんのできた部分が赤くなったり、白くなったり、形が変わったりします。初期にはほとんど痛みはなく、出血もありません。口内炎だと思い込み放置してしまうケースが多いです。2週間経過してもなかなか治らないようなら注意が必要です。口腔がんの疑いがある場合、なるべく早く歯医者さんで適切な検査を受けてください。

⑥口腔内以外の病変

貧血は、口の中全体的が白っぽく見えることがあります。血液中の赤血球数が減少して、赤色色素を有するヘモグロビンが低下するためです。口の中が白っぽくなり、立ちくらみや息切れ、めまいやふらつき、頭痛などがしたら貧血を疑いましょう。対処法は鉄分を含んだ食品を取り入れることです。

口の中が白くなる病気にはさまざまなものがあります。毎日丁寧に歯磨きをして、口腔内を清潔に保ち、規則正しい生活を心がけましょう。

お口の中で心配事がある場合はなるべく早めに歯医者さんに相談しましょう。府中エリアで歯医者さんをお探しの方は、つくしの歯科にご相談ください。