新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年が皆様にとって素敵な年になりますように。

2025年もしっかり歯のケアをして、お口の中から気持ちの良い一年にしていきましょう。

つくしの歯科は誠に勝手ながら1月2日(木)までお休みをいただきます。1月3日(金)より診療を開始しますのでよろしくお願いいたします。

年末年始は多くの歯医者さんがお休みとなりますので、もしもお口や歯にトラブルがあった場合、以下の対処法をご検討ください。

歯が痛い場合

歯が痛む場合は鎮痛剤を服用します。歯医者さんやその他の病院で処方されているものでも、市販のものでもどちらでも大丈夫です。

速やかに痛みに効くロキソニン、ロキソニンよりも鎮痛効果が高いボルタレン、副作用が少ないカロナールなどを使用するといいでしょう。市販の鎮痛剤では、バファリン、セデスハイ、イブ、バイアスピリンなどがあります。

鎮痛剤は痛みを抑えるだけではなく炎症を抑えるものもあります。鎮痛剤は痛みの元を治療するのではなく、あくまで一時的に痛みを抑えるだけです。診療している歯医者さんがありましたら早急に受診しましょう。

ほかにも、ぬるま湯に塩を混ぜて口をゆすぐ、患部を濡らしたタオルで冷やす（冷やしすぎることや患部を直接冷やすのは逆効果です）、患部を清潔にする、どうしても痛みがとれない時は休日診療している歯医者さんを探すなどの対処法があります。

歯茎が腫れた場合

歯と歯茎の境に入り込んだ細菌により炎症が起きている可能性があります。患部に優しく歯ブラシを当てて汚れをかき出しましょう。また、清潔を保つためにうがい薬などを使用し、1日に数回うがいをしましょう。

歯茎が腫れている場合、症状を悪化させる恐れがあるのでタバコやお酒は控えましょう。痛みや腫れがひどい場合、休日診療している歯医者さんを探して受診しましょう。

被せ物や詰め物が取れた場合

被せ物や詰め物は保管し、歯医者さんが開院したら持っていきましょう。再度作り直す可能性はありますが、接着剤の劣化や接着不良の場合、装着できることがあります。

取れてしまった被せ物や詰め物はセメダインなどの接着剤で無理やりくっつけないよう注意してください。接着剤などでくっつけてしまうと本来なら削らなくてもいい部分まで歯を削らなくてはならなくなります。

歯が抜けた場合

歯根ごと歯が抜けてしまった場合は、抜けた場所になるべく正確な位置で差し込み、すぐに休日診療している歯医者さんを受診してください。もしも抜けた穴に歯を入れられない場合、牛乳もしくは生理食塩水に浸した状態で歯医者さんに行きましょう。

歯についた歯根膜を落とさないようにするため、水でゴシゴシ洗わないようにしましょう。歯に土や砂などが付着している場合は水道水で軽く洗い流す程度にしてください（20秒程度）。アルコール消毒や石鹸をつけて洗うのはNGです。

抜けた歯を元に戻せるかどうかは、歯と骨の状態次第ですが、良い状態で抜けた歯を保存していると再植できる可能性が高くなります。

 

お正月で一番多い歯のトラブルは、お餅などで詰め物や被せ物が取れてしまうことです。お餅で歯が取れる原因は、虫歯により隙間ができたことや、長く使ったことによるすり減り、接着部分のセメントの経年劣化です。

取れてしまった詰め物や被せ物は清潔な容器に入れて保管してください。なるべく早く歯医者さんを受診し、その際、取れた詰め物や被せ物を持参しましょう。自分で無理に詰め物被せ物を接着剤で装着したり、強く噛んだりするのはやめましょう。

詰め物被せ物が取れた部分は食べ物や飲み物の刺激で染みることがあります。刺激が強いものや、冷たいもの、熱いものも避け、なるべく外れた部分を使わないようにしましょう。

2025年は巳年です。蛇は餌を丸呑みするので食事の際ほとんど歯を使用しませんが、多生歯性なので、生涯を通じて何度も歯が生え変わります。

人間は食事の際、歯を必ず使用しますが、乳歯から永久歯に生え変わるのみです。大人の歯は一度失ってしまうと二度と生えてこないからこそ大切にしなければなりません。

つくしの歯科は本年も皆様の健康を、お口を通してサポートさせていただきます。患者様がお口のトラブルに悩まされず、笑顔になれるよう努力していきたいと思います。

お口のトラブルでお困りの方、気になることがある方はまずはお気軽にご連絡ください。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。