定期的に歯科検診を受けよう! 予防歯科の大切さについて
- 2025年7月2日
- 予防
みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?
みなさんは最後に歯科検診を受けたのはいつでしょうか? 「痛くなったら行く」「忙しくてつい先延ばしにしてる」そんな声をよく耳にします。定期的な歯科検診は虫歯や歯周病の早期発見・予防だけでなく、全身の健康を守る第一歩です。
1.虫歯も歯周病も静かに進む病気(サイレントキラー)
虫歯や歯周病は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。「気づいた時には手遅れだった…」というケースも少なくありません。とくに歯周病は“沈黙の病”とも呼ばれ、歯茎の腫れや出血を放っておくと歯を失う原因になります。
定期的な検診を受けていれば、こういった初期の異変を歯科医師発見し、早期に対処できます。虫歯や歯周病など、口の中に発生する病気のほどんどが初期段階であれば簡単な処置で済み、痛みや大がかりな治療を避けることができます。
たとえば虫歯の場合、超初期段階ならばクリーニングとセルフケア指導を受けるだけで歯を削らずに治療できる場合があります。また、少し虫歯の進行が進んでしまっていても、少し削って簡単な詰め物で治療が完了します。
しかし、神経まで侵されると根管治療という数回にわたる通院と費用のかかる処置が必要になります。さらに状態によっては抜歯しか選択肢がなくなり、その後のインプラントや入れ歯には数十万円かかることも。
そして恐ろしいのが、歯周病です。成人の80%以上が何らかの歯周病にかかっているとも言われていますが、その多くは自覚症状がないまま進行しています。気づいたときには歯ぐきが下がり、歯がグラグラし始め、やがて抜けてしまうというケースも珍しくありません
2.検診って、実際には何をしている?
歯科検診というと「虫歯のチェックだけ」と思われがちですが、実はもっと幅広いことを行なっています。
・虫歯や歯周病のチェック
・歯石やプラーク(歯垢)の除去
・噛み合わせや歯並びの確認
・詰め物・被せ物の状態確認
・ブラッシング指導
中には口腔がんや、全身疾患などが見つかるケースもあります。口腔内の健康は糖尿病や心疾患、認知症とも密接に関わっていることが近年の研究で明らかになっています。口は健康の入り口だからこそ、定期的なチェックが必要です。
歯科医師や歯科衛生士によるクリーニング(PMTC)を受けると、自分では取れない汚れやバイオフィルムも取り除け、爽快感だけでなく感染予防にもつながります。
3.検診の頻度はどれくらい?
一般的に3〜6か月に一度が理想的です。お口の状態や年齢、持病の有無によって期間が変わりますが、かかりつけの歯科医院に相談するとその人に合う検診間隔を教えてくれます。
なぜ3か月ほどの期間をあけるのかというと、歯垢が歯石に変化する期間や、歯周病菌の増殖サイクルが約3ヶ月程度であるためです。
ただし、虫歯になりやすい方や歯周病のリスクが高い方は、より短い間隔でのチェックが勧められることもあります。
4.治療にかかるコストか予防にかけるコストか
たとえば、軽度の虫歯を早期に見つけて治療すれば、保険適用で数千円〜1万円以内で済むことが多いです。しかし、虫歯を放置してインプラントやブリッジが必要になれば、1本で数十万円の費用になることも…。
加えて、治療には時間もかかります。仕事や子育てで忙しい中で複数回通院するより、半年に1~2回、1時間だけの“検診”で未来の損失を防げると考えれば、検診の価値が見えてくるのではないでしょうか。
5.未来の自分へ健康な歯のプレゼントを贈ろう!
「まだ痛くないから…」と放置しても、虫歯や歯周病が自然治癒することはほとんどありません。口の中のトラブルは歯医者さんでの適切な治療が必要です。
定期的な検診を受ける“習慣”があれば、大きな問題になる前にトラブルを防ぐことができます。将来、1本でも多くの歯を残して、おいしく食べて笑える人生を送るために、定期的な検診を受けましょう。
6.80歳で20本以上の歯を残そう!
何歳になっても、自分の歯でご飯を食べて、楽しく会話して、思いきり笑える──そんな生活を送りたいと思いませんか?
実は、厚生労働省の調査によれば、80歳で20本以上の歯を残せている人は、ほぼ全員が定期的に歯科検診を受けていることがわかっています。つまり、検診を続けることが、健康寿命を延ばす最大の秘訣のひとつだということです。
府中エリアで歯科検診を受けようと考えている方はぜひつくしの歯科にご相談ください。つくしの歯科は府中駅からほど近く、土日や夜間帯も診療をしているためとても通いやすいです。口や歯についての相談もお気軽にお問い合わせください。