歯ぎしりの正体とは? ストレス・性格・噛み合わせから探る意外な原因|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

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歯ぎしりの正体とは? ストレス・性格・噛み合わせから探る意外な原因|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

歯ぎしりの正体とは? ストレス・性格・噛み合わせから探る意外な原因

みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?  

「寝ている間に歯ぎしりしてるよ」と言われたことはありませんか?

あるいは、朝起きたときに顎が疲れていたり、歯がすり減っているのを歯科で指摘されたことがある人もいるかもしれません。

歯ぎしりは単なる「癖」ではなく、実は心と体の状態を映し出すサインでもあります。今回は、歯ぎしりの原因や種類、放置するとどうなるか、そして対策までをわかりやすく解説します。

歯ぎしりの種類と特徴

歯ぎしりには大きく分けて3つのタイプがあります。

■グラインディング…歯をぎりぎりとこする合わせる。音がするので家族が気づくこともある
■クレンチング…歯を強く噛みしめる。静かだが負担が大きい
■タッピング…歯をカチカチと打ち鳴らす。リズミカルな音がする

歯ぎしりは多くの人が無意識に行なっており、特に睡眠中は自覚がないため、気づきにくいのが特徴です。

原因はストレスだけじゃない?

歯ぎしりの原因は一つではありません。複数の要因が絡み合って起こると考えられています。

1. ストレス・緊張

精神的なストレスや不安があると、無意識に噛みしめる癖が出やすくなります。仕事や育児、対人関係など、日常のプレッシャーが影響することも。

2. 性格傾向

几帳面・完璧主義・我慢強いタイプの人は、感情を内にため込みやすく、歯ぎしりが出やすい傾向があります。「噛みしめて耐える」姿勢が、文字通り顎にも現れるのです。

3. 噛み合わせのズレ

歯並びや噛み合わせが悪いと、顎に余計な力がかかり、歯ぎしりを誘発することがあります。特に親知らずの影響や、過去の治療で噛み合わせが変わった場合などは要注意。

4. 生活習慣

カフェインやアルコールの摂取、喫煙なども歯ぎしりを悪化させる要因とされています。睡眠の質が低下すると、歯ぎしりが強くなることも。

5. 遺伝的要因

家族に歯ぎしりの習慣がある場合、遺伝的な傾向があるとも言われています。特に子どもの歯ぎしりは、親の影響を受けることも。

子どもの歯ぎしりは大丈夫?

子どもにも歯ぎしりは見られます。特に乳歯から永久歯への生え変わり時期には、噛み合わせが不安定になり、歯ぎしりが一時的に出ることがあります。

ただし、以下のような場合は歯科での相談をおすすめします。

・歯がすり減っている
・顎や顔に痛みがある
・歯ぎしりの音が激しい
・長期間続いている
・睡眠の質が悪い(夜泣き・寝つきが悪い)

子どもの歯ぎしりは成長の一環であることも多いですが、必要に応じてマウスピースや生活習慣の見直しが有効です。

放置するとどうなる?

歯ぎしりを放置すると、以下のようなトラブルにつながる可能性があります。

・歯のすり減り・欠け・ヒビ
・顎関節症(口が開きにくい、痛みがある)
・肩こり・頭痛・耳鳴り
・歯周病の悪化
・被せ物や詰め物の破損

特に、子どもや高齢者の場合は、歯のダメージが進行しやすいため、早めの対策が重要です。

歯ぎしり対策! できることから始めよう

1. ナイトガード(マウスピース)

歯科医院で作る専用のマウスピースは、歯の摩耗を防ぎ、顎への負担を軽減します。保険適用の場合もあるので、気になる方は歯科で相談しましょう。

2. ストレスケア

リラックスできる時間を意識的に作ることが大切です。深呼吸、ストレッチ、趣味の時間など、心身の緊張をほぐす習慣を取り入れましょう。

3. 噛みしめ癖の意識化

日中に「噛みしめていないか?」と意識するだけでも、改善につながります。スマホのリマインダーや、鏡を見るタイミングでチェックするのもおすすめです。

4. 歯科での定期チェック

噛み合わせや歯の状態を定期的に確認することで、早期発見・予防が可能です。

家族みんなで気をつけよう!

小さなお子さんがいるご家庭では、子どもの歯ぎしりにも注意が必要です。成長過程で一時的に出ることもありますが、長期化する場合は歯へのダメージが心配です。歯医者さんでの相談をおすすめします。

また、パートナーの歯ぎしりに気づいたら、そっと伝えてあげるのも大切なケアの一つです。

歯ぎしりは「ただの癖」ではなく、心と体のバランスを映す鏡のような存在です。放置せず、気づいたらすぐに対策を始めることで、歯の健康だけでなく、全身の不調も防ぐことができます。

「噛みしめて頑張る」日々も大切ですが、時には「ゆるめて休む」ことも、歯のためには必要なのかもしれません。

歯ぎしりが気になる方はまずはお気軽にご相談ください。「もしかして歯ぎしりしているかも…」「最近、顎が疲れる」「歯がすり減ってきた気がする」そんな小さな違和感が、実は大きなトラブルの前兆かもしれません。

つくしの歯科では、歯ぎしりのチェックから、噛み合わせの診断、ナイトガードの作製まで、患者さま一人ひとりの状態に合わせた丁寧な対応を心がけています。

お子さまの歯ぎしりや、ご家族のご相談も歓迎です。歯ぎしりは「気づいたときがケアの始めどき」。気になる方は、ぜひ一度ご来院ください。あなたの歯と健康を守るお手伝いをいたします。