妊娠中期には歯科健診を受けよう!歯周病に要注意
- 2023年10月1日
- 予防
みなさん、こんにちは!歯のケアはしていますか?
つくしの歯科がある府中市は、子育て支援に積極的です。公園や商業施設も多く、パパママが安心して子供を育てられる環境が整っています。そんな府中市にある歯医者として、今回は妊婦さんに向けて妊娠中のオーラルケアの方法や歯科健診の大切さをご説明していきたいと思います。
妊娠すると女性の体はさまざまな変化が起こり、その変化によってお口の中の環境が悪化してしまいます。例えば、エストロゲンという女性ホルモンが増えることで歯周病菌が繁殖しやすくなったり、妊娠を維持するプロゲステロンというホルモンの影響でお口の中が乾きやすくなり、細菌が繁殖しやすくなったります。
つわりによる間食の増加や、食の好みの変化による甘いものの摂取量増加、歯磨き習慣の乱れなども口内環境を悪化させます。
こういった赤ちゃんを守り育てるための変化の中で、女性のお口の中はどうしても虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうのです。
妊娠している女性が歯周病に罹っている場合、低体重児出産や早産のリスクが高くなることも知られています。タバコやアルコール、高齢出産よりも歯周病に罹っている場合の方が危険率が高いとされているのです。
さらに、妊娠している女性の大半が、「妊娠性歯肉炎」に罹患していて、歯茎の腫れや出血に悩まされているとも言われています。
妊娠中はオーラルケアをより念入りにしていかなければなりません。とはいっても、つわりやさまざまな要因から妊娠中のセルフケアはとにかく大変です。ステージ別にケア方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
「妊娠初期」は、つわりにより歯磨きが難しい場合もあります。無理はせずに体調が良い時に歯磨きをしましょう。顔を下に向けて磨く、えずかないようなるべく小さな歯ブラシを使用する、においや刺激の少ない歯磨き粉を使用する、こまめなうがいをすることなどが効果的です。また、テレビや音楽を聞くなどリラックスした状態で歯磨きをするのもおすすめです。
「妊娠中期」は、ぜひ歯科健診を受けてください。初期はつわりでなかなか外出が難しく、後期になってお腹が大きくなると出歩くのが大変です。治療を受ける姿勢(横になる姿勢)もキツくなります。安定期に入ったら虫歯や歯周病のチェックを受け、歯のお掃除や虫歯の治療を行ないましょう。
中期に歯医者さんに行く際は母子手帳を持参しましょう。歯の状態を記載するページがあります。また、中期でも診察の姿勢が苦しい場合があります。その時は遠慮せず楽な姿勢をリクエストしてください。
「妊娠後期」は、つわりは終わっている場合が多く、歯医者さんでの診療もひとまず落ち着いている時期です。楽な姿勢で歯磨きをし、歯と歯の間や、歯茎と歯の間など、歯ブラシが届きにくい部分も磨き残しのないようにしていきましょう。
良い口腔環境を維持するためには、セルフケアと歯科医師や衛生士によるケアを受けることが大切です。体調の良い時は歯科健診に行き、歯の状態をチェックしてもらいましょう。また、出産後は赤ちゃんのお世話でなかなか歯医者に行くことが難しい場合もあります。妊娠中に歯周病や虫歯の治療を済ませておきましょう。
つくしの歯科では、妊婦さんや子育て中の方が無理なく診療を受けられるように、適度な声掛けやスタッフ間で連携をとっています。妊娠中の方やパパママが通院しやすい歯医者さんを目指していますので、ゆったりとした気持ちでお越しください。