口の中がネバネバする!乾く!それはドライマウスかも?
- 2023年10月15日
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みなさん、こんにちは!歯のケアはしていますか?
「口が乾いて辛い!」という経験はありませんか?口の中がネバネバして気持ち悪い、口の中が乾燥して食べ物を飲み込みにくい、食べ物の味がいつもとなんか違う、話がしにくいという症状がある場合、ドライマウスの可能性があります。
本日は、そんなドライマウス(口腔乾燥症)についてお話をしていきたいと思います。
ドライマウスは、唾液の量が減ってしまい、口が乾く症状のことをいいます。ごくごく軽い症状を含めると、4〜5人に1人はドライマウスだとされてるので、自分が気が付かないうちにドライマウスになっているという可能性もあります。年齢でみると、40歳〜80歳が多く、男性よりも女性の方がなりやすいとされています。
特に更年期を迎える女性がかかりやすく、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することが原因だとされています。しかし近年は40歳以下の女性も不規則な生活や過度なダイエットをすることで唾液量が減ってしまいドライマウスになってしまう場合があるようです。
ドライマウスの主な症状は、「夜間、水を飲みたくなる(喉が乾いて眼が覚める)」「舌がよくひび割れる」「虫歯や歯周病になりやすい」「唾液が出なくて口が乾く」「口が乾いて話しがしにくい」「食事の時、飲み物がないと飲み込みにくい」「口臭がある」などです。
ドライマウスの検査はさまざまな方法があります。よく行なわれるのは、乾燥したガーゼを数分間一定の速度で噛み続けてガーゼの重量を測る「サクソンテスト」です。唾液を含んだガーゼの重さが2g以下ならドライマウスの可能性があり、注意が必要になります。
10分間ガムを噛み続ける「ガムテスト」という方法もあります。ガムテスト後すぐに集めた唾液の量が10cc以下の場合ドライマウスの可能性があります。他にも、口腔粘膜の水分量をチェッカーで測定する方法もあります。
唾液量が少ないと舌が乾燥した土のようにひび割れて見た目が悪くなるだけではなく、口腔内の唾液本来の機能が低下してしまいます。口の傷が治りにくくなったり、風邪をひきやすくなったり、食事が楽しめなくなったり、口臭が発生するなど、お口の中だけではなく、全身に症状が及ぶ可能性があります。また、虫歯や歯周病にもなりやすくなってしまいます。
ドライマウスになる原因は、鼻詰まりや歯並びによって口呼吸が増えて物理的に口の中が乾く場合や、そもそもの唾液量少なくて乾く場合があります。唾液の量が少なくなる原因としては、「薬によるもの」「日頃のストレス」「筋力低下や老化」が挙げられます。
薬によるものとしては、花粉症の薬や抗うつ薬、高血圧など、さまざまな薬の副作用によって唾液量が低下してしまいます。普段何気なく服用している薬によって唾液量が低下し、ドライマウスになってしまっている場合があるのです。
ドライマウスのケア方法は、カフェインやアルコール、タバコを控える、塩分の多い食事を控える、こまめな水分補給をする、ストレスを溜めないようにする、よく噛んで食べる、唾液腺をマッサージする、口の筋肉を鍛えるなどです。唾液腺を刺激するマッサージは、唾液腺の耳下腺、顎下腺、舌下腺の三箇所を力を入れすぎないで軽く指で押して唾液の分泌を促進させます。
ドライマウスはかなり症状が進行して日常に不具合が生じてから病院にかかるケースが多いのが現状です。少しでも気になることがありましたらぜひお近くの歯医者さんに相談してみてください。
府中エリアで口渇や口の中の不具合、ドライマウスでお悩みの方はぜひ、つくしの歯科にご相談ください。