口腔ケアに欠かせない「歯ブラシ」について詳しく知ろう!その役割や交換時期について|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

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口腔ケアに欠かせない「歯ブラシ」について詳しく知ろう!その役割や交換時期について|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

口腔ケアに欠かせない「歯ブラシ」について詳しく知ろう!その役割や交換時期について

みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?

毎日の口腔ケアに欠かすことのできないアイテム「歯ブラシ」。普段何気なく使用しているこのアイテムですが、その始まりや時の流れとともに姿形が変遷していることはご存知でしょうか。現代に至っては電動歯ブラシの登場など歯を磨きやすくするためのさまざまな工夫が凝らされています。今回はそんな「歯ブラシ」について紹介していきます。

だいたい6世紀頃、歯ブラシは「歯木(しぼく)」と呼ばれるものを使用していました。小枝の先の部分を噛んで房状にしたもので、当時はこの原始的な道具で歯や舌を磨いていたとされています。さらに時代が進み江戸時代になると「房楊枝(ふさようじ)」という柳などの小枝の先端を煮て鉄槌で叩いて繊維を出し針の櫛ですいて柔らかいブラシ状にしたものを使用していました。明治時代になると「竹歯ブラシ」という現代の歯ブラシの原型のような形の歯ブラシが登場し、そこから今現在使用している歯ブラシにどんどん進化していきます。現在、歯ブラシの種類は10,000種類以上もあるようです。

歯ブラシは歯の表面に付着したプラーク(歯垢)を取り除くよう設計されていて、毛先の部分を「ヘッド」、毛先から持ち手の細い部分を「ネック」、持ち手の部分を「ハンドル」と呼びます。歯ブラシの種類を大きく分類すると「手用歯ブラシ」と「電動歯ブラシ」に分かれています。また、使用者の年齢や用途により、使い手に合わせたさまざまな形があります。

手用歯ブラシには、小さな子供の歯を大人が磨いてあげる「仕上げみがき用」、乳幼児が持ちやすい「乳歯列期用」、乳歯から大人の歯に生え変わる時期に磨くのに適した「混合歯列期用」、中学生〜成人が使用するのに適した「永久歯列期用」、矯正治療中の歯が磨きやすい「矯正治療用」、歯と歯の隙間や歯と歯肉の境目などが磨きやすい「部分清掃用」などがあります。

電動歯ブラシは高齢者や手の不自由な人などが磨きやすいように作られていて、短時間で手用歯ブラシと同程度の効果が得られます。一般的に、ヘッド部分が振動して歯垢を落とす「振動式歯ブラシ」、ヘッド部分が高速回転して歯垢を落とす「高速回転歯ブラシ」、音波の高速振動で汚れを落とす「音波歯ブラシ」、口内の水分を利用し振動を発生させ超音波で歯垢を破壊し汚れを落とす「超音波歯ブラシ」に分かれています。

歯ブラシの交換時期はこれまで「毛先が広がる」までとされていましたが、歯ブラシはいくら洗って乾燥させても毛束の根元に菌が繁殖してしまいます。衛生面からも1ヶ月経ったら交換するのがおすすめです。また、毛が開いてコシがなくなったものは清掃能力が落ちてしまいます。そればかりか、歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

電動歯ブラシの場合、ヘッドの交換は2〜3ヶ月が一般的です。汚れ方や使い方によってはもっと頻繁に交換しても良いでしょう。メーカーの取扱説明書を参考にしてください。

乳幼児の歯ブラシはもっと頻繁に交換が必要になります。5歳になるまでは口の中に入れたものを反射的に噛んでしまい、ヘッドの部分がすぐにボサボサになります。毛先が開いてくるとプラークの除去率がかなり落ちてしまうので、開いてきたら新しいものに交換しましょう。また、仕上げ用歯ブラシで喉の奥を刺してしまう事故が多く発生しています。小さな子供には柄の長さがあるものを持たせなように注意してください。

歯ブラシのお手入れ方法としては使用後に流水でこすり洗いをして汚れを落とし、風通しの良い場所にヘッドを上にして保管します。熱湯消毒や電子レンジなどの熱による消毒は変形してしまう可能性があるのであまりおすすめできません。漂白剤の使用も毛が密集したプラスチック製品である歯ブラシには不向きです。流水でよく洗いよく乾かして頻繁に交換することが一番衛生的です。

歯ブラシの使い方などもっと詳しく知りたい方はつくしの歯科にご相談ください。当院では、歯科医師や歯科衛生士がブラッシング指導や口腔ケア方法の指導をていねいに行なっています。定期的なクリーニングをすることでお口の健康を維持していきましょう。