歯が折れた・欠けた!突然の事故の応急処置方法
- 2023年12月15日
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みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?
「転んで口をぶつけたら歯が折れてしまった!」「スポーツをしていて相手とぶつかり歯が抜けてしまった!」など、突然の事故は防ぎようもなく、誰にでも降りかかる可能性があります。
今回は、歯が折れたり、欠けたり、抜けてしまったりした時の応急処置方法を紹介します。咄嗟にとった応急処置のせいでかえって厄介になり、取り返しのつかない状態になってしまうこともあるので、ぜひ最後までご覧ください。
まずは、歯が欠けたり折れてしまった場合、よくやりがちなのが「瞬間接着剤」を使用してしまうことですが、これは絶対にNGです。特に、歯医者さんがお休みの土曜日・日曜日や診療時間外の時間帯に事故が起こり、不恰好だからと瞬間接着剤を使って修復してしまう方が多いです。
見た目は良くても自分で取り付けると正確につかないばかりか、あとで接着剤を取り除くのが困難で削らなくていい部分まで削る必要がでてきてしまう場合や、残った歯の神経を傷つけて抜歯が必要になるケースがあります。
なるべく天然の歯を多く残す意味でも、折れた歯、欠けた歯は瞬着接着剤など、市販で販売されているものは使用せず、そのままにして、歯医者さんに受診してください。
正しい応急処置としては、出血がある場合はガーゼやティッシュなどで圧迫して止血してください。止血したら軽くうがいをして口の中を清潔にしましょう。この時、うがいをしすぎると再度出血してしまう可能性があるので注意しましょう。
うがいをするときの水の温度は、体温に近いぬるま湯が刺激が少なくておすすめです。水が冷たすぎても熱すぎても刺激になり痛みを感じることがあります。また、患部に歯ブラシは当てずにそのままにしておいてください。
神経のある歯が欠けたり折れたりした場合、時間が経過すると激痛になることがあります。折れた部分、欠けた部分は刺激せず、なるべく早く歯医者さんにを受診してください。もしも歯医者さんが診療していない場合は、痛み止めを飲んで安静にしてください。また歯のかけらは歯医者さんに持っていきましょう。欠けた部分の状態次第ではもう一度その歯を戻すことができる場合があります。
歯が根っこごと抜けてしまった場合は、再植ができる可能性があります。この時に大切なのが、歯の根を取り巻く「歯根膜」という組織です。なるべく歯根膜の細胞を壊さないようにするために、抜けた歯をティッシュで包んだり、水で流したりしないようにしましょう。抜けた歯を保存するのにおすすめなのが「牛乳」です。牛乳は人間の体の成分と近く、歯根膜を保護して乾燥を防いでくれます。タッパーなどに牛乳を入れ、その中に歯を入れて歯医者さんに持っていきましょう。
学校などで歯が抜けてしまった場合、保健室に「脱落歯の保存液」がある場合があります。激しい運動をする子供がいる親御さんは、子供に歯が抜けた場合の応急処置方法をぜひお話ししてあげてください。また、保存液も牛乳もない状態の場合は食品用のラップに包み、すぐに歯医者さんを受診しましょう。ラップの場合、時間との勝負になります。
抜けてしまった歯を触る時は根本の歯根膜には触れないように気をつけてください。
歯がぐらついている場合も、すぐに歯医者さんを受診しましょう。気が付かないだけで歯や歯茎がかなりのダメージを受けている可能性があります。
つくしの歯科は、お正月の1月1日以外、土曜日、日曜日、祝日も診療をしています。突然の事故でかかりつけの歯医者さんが診療していない場合もぜひつくしの歯科にご相談ください。歯が抜けてしまった場合、再植は時間との戦いになるので、1秒でも早い受診をおすすめします。
また、歯が欠けたり折れた場合、痛みを感じることがあります。歯に影響がある事故はすぐに最寄りの歯医者さんを受診するようにしましょう。