歯の黒ずみや歯周病、口腔がんの原因! タバコによる口の中の悪影響に要注意
- 2023年12月1日
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みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?
タバコを長期間嗜んでいる人はかなりの割合で歯が黒ずんでいます。黒ずむだけではなく、タバコを吸うことで口の中の健康を阻害し、さまざまな病気になりやすくなります。
今回は「タバコによる口の中のトラブル」についてお伝えしていきたいと思います。タバコを嗜んでいる方は禁煙を検討し、お口の中の健康を考えてきましょう!
①周囲から大迷惑! 口臭が強くなる
タバコを吸う人の舌には、口臭の原因の8割ともいわれる舌苔(ぜったい)がつきやすくなります。舌苔とは、粘膜のカスや細菌、食べかすが舌の表面に付着している状態のことをいいます。さらに、タバコを吸うと唾液の量が減り、唾液の自浄作用が低下します。舌苔と唾液量の低下で結果的に口臭がかなり強くなります。
②味覚や嗅覚が低下し、濃い味付けでしか満足できなくなる
舌苔が付着した舌は味覚にかなりの影響を及ぼします。また、タバコの煙により鼻の粘膜が弱りニオイにも鈍感になることがあります。味覚、嗅覚の機能が低下すると普段の食事が薄味では物足りなくなり、どんどん濃い味付けに。塩分の摂りすぎや高カロリーな食事を摂り続けると高血圧や糖尿病などの生活習慣病になりやすくなります。
③プラークの付着により虫歯や歯周病になりやすくなる
タバコのタールが歯の表面に付着することで歯がザラザラになり、そこにプラーク(食べかすに群がる細菌のかたまり)が付きやすくなります。これを放置していると虫歯菌や歯周病菌が増加し、虫歯や歯周病になりやすくなります。
④ニコチンが歯茎の血管を収縮させて炎症に気が付かない
歯が炎症を起こすとその部分から出血や腫れが起こります。これにより「異常があるな」と気がつくことができます。しかし、タバコを嗜んでいるとニコチンにより歯茎の血管を収縮させ、出血しにくくなったり、腫れにくくなったりします。炎症や腫れなどに気が付かないと症状が悪化してもそのまま放置してしまう危険性があります。
⑤免疫力が低下して症状が悪化しやすくなる
タバコを吸うとニコチンやタールなどの有害物質により免疫力が低下します。そのため、歯の周りの炎症が悪化したり、組織を破壊してしまったりします。タバコにより酸素の歯茎への供給が低下すると歯茎の細胞が弱ってしまいます。また、細菌から体を守る白血球がニコチンにより正常な機能を失い症状が悪化します。
⑥受動喫煙により家族や身近な人に悪影響を及ぼす
受動喫煙は身近な人の学習能力低下、運動能力低下、肌荒れ黒ずみの原因になります。他にも、白内障、気管支炎、肺がん、血行障害、脳梗塞、歯周病、心筋梗塞、胃潰瘍、骨粗鬆症など、さまざまな病気の原因になります。さらに、タバコの煙が歯に付着すると歯の黒ずみの原因になるだけではなく、歯や歯茎にも悪影響を与え、歯周病になりやすくなります。
自分の歯の健康のためにも、家族や周囲の人のためにもタバコを吸っている方は禁煙を検討してみてはいかがでしょうか。タバコはお口の中だけではなく、全身にも悪影響を及ぼします。また、タバコによるヤニが付着した歯は黄色っぽくなっていたり、黒ずんでいたりして見た目にも不潔に映ります。
タバコによる悪影響で、口の中の健康状態に悩んでいる方はぜひつくしの歯科にご相談ください。口臭のチェックや対策・治療、虫歯や歯周病治療、口腔領域の疾患の診断・治療、歯のお掃除などをトータルで行なっています。