毎日歯を磨いているのに虫歯になる?その理由を徹底解説!
- 2026年5月20日
- 予防
みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?
「毎日朝晩、時間をかけて丁寧に歯を磨いているのに、なぜかすぐ虫歯になってしまう…」 「隣の席のあの人は、結構適当に磨いているっぽいのに虫歯ゼロなのはなぜ?」
こんな理不尽な思いを抱えていませんか?実は、「歯磨きの丁寧さ」と「虫歯のなりにくさ」は、必ずしも正比例するわけではありません。
今回は、しっかり磨いているのに虫歯になってしまう隠れた原因と、今日からできる対策について分かりやすく解説します。
「磨いている」と「磨けている」は違う
一番多いのが、自分では完璧に磨いているつもりでも、虫歯になりやすいピンポイントな場所(弱点)にブラシが届いていないケースです。
歯と歯の間は歯ブラシの毛先だけでは、構造上50〜60%しか汚れを落とせません。毎日のケアが歯ブラシだけでは虫歯になる可能性があります。歯ブラシが届きにくい奥歯の溝は複雑な形をしており、毛先が奥まで入りにくい場所です。さらに、歯と歯茎の境目は、角度を工夫しないと、ブラシが通り過ぎてしまいます。
これらの部位に歯ブラシやケアが行き届いていないと、どれだけ時間をかけても、同じ場所ばかりを往復していては、磨き残した部分から虫歯が進行してしまいます。
口の中の「pH(ペーハー)」のコントロール不足
口の中は、食事をするたびに「酸性」に傾き、歯の表面のカルシウムが溶け出します(脱灰)。その後、時間をかけて唾液が元の「中性」に戻し、歯を修復します(再石灰化)。しかし、以下のような習慣があると、お口の中がずっと酸性のままになり、いくら磨いても歯が溶け続けてしまいます。
・アメやガム、ジュース、コーヒー(砂糖入り)などのだらだら食い、ちょこちょこ飲みを頻繁にする
・食後の歯磨きまでの時間が長すぎて、酸に晒される時間が長い
「何を食べるか」だけでなく、「どんな頻度で食べるか」が虫歯リスクを大きく左右します。
唾液の「量」と「質」の個人差
実は、唾液は天然の「虫歯予防薬」です。唾液には、汚れを洗い流す効果や、酸を中和する効果、歯を修復する効果があります。
この唾液の分泌量が少ない人(ドライマウス気味の人)や、唾液の質が弱い人は、人一倍虫歯になりやすい傾向があります。ストレスや薬の副作用、加齢、あるいは口呼吸の癖がある方は、特に唾液が減少しがちです。
生まれ持った「歯の質」や「菌の量」
悲しいことに、体質的な個人差も存在します。
・遺伝的に歯のエナメル質が薄い、または弱い。
・幼少期に親などから移った「虫歯菌(ミュータンス菌など)」の元々の保有量が多い。
これらは努力だけではカバーしにくいため、人より一歩進んだケアが必要になります。
すぐにできる!「脱・すぐ虫歯」の3大対策
「体質だから…」と諦める必要はありません。原因が分かれば、対策をカスタマイズするだけです!
1.デンタルフロス(糸(いと)ピラ)を絶対に使う
夜の歯磨きだけでも良いので、必ずフロスを併用してください。これだけでプラーク(歯垢)の除去率は約80〜90%まで跳ね上がります。
2.「だらだら食べ」をやめ、間食の時間を決める
お口を酸性にする時間を減らすため、メリハリのある食生活を意識しましょう。水分補給は、お茶か水が基本です。
3.フッ素濃度「1450ppm」の歯磨き粉を選ぶ
日本の市販品で認められている最高濃度のフッ素(1450ppm)配合の歯磨き粉を使い、歯の質を人工的に強化しましょう。
丁寧に磨いている努力は決して無駄ではありません。ただ、ほんの少し「やり方」や「生活習慣」の歯車が噛み合っていないだけです。
「私の弱点はどこだろう?」と気になったら、ぜひ一度、つくしの歯科にご相談ください。専門的なクリーニングや、口の中の様子から患者さんの口に合わせたアドバイスを行なっています。