知らずの抜歯、怖くない! 抜くべき理由とその後のケアまで徹底解説|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

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知らずの抜歯、怖くない! 抜くべき理由とその後のケアまで徹底解説|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

知らずの抜歯、怖くない! 抜くべき理由とその後のケアまで徹底解説

みなさん、こんにちは! 歯のケアはしていますか?

「親知らずが痛い」「腫れてきたけど、抜くのは怖い」——そんな声をよく耳にします。親知らず(智歯)は、10代後半〜20代前半にかけて生えてくることが多く、他の歯と違ってトラブルを起こしやすい歯です。

抜歯を勧められても、痛みや腫れ、費用などが気になって、なかなか決断できない方も多いのではないでしょうか。

今回は、親知らずを抜くべき理由、抜歯の流れ、そして術後のケアまで、まるっと解説します。

そもそも親知らずってどんな歯?

親知らずは、上下左右の奥歯のさらに奥に生える「第3大臼歯」のこと。
名前の由来は、親の手を離れてから生えることが多いため「親が知らない歯=「親知らず」と言われています。

しかしこの歯、現代人の顎のサイズでは生えるスペースが足りないことが多く、以下のような問題を引き起こします。

・横向きや斜めに生えて、隣の歯を圧迫する
・歯ぐきの中に埋まったまま炎症を起こす
・歯磨きが届かず、虫歯や歯周病の原因になる
・噛み合わせを乱す

つまり、親知らずは「生え方によっては厄介な存在」です。厄介な一方、まっすぐに生えて特に問題を起こさないこともあります。その場合は、自家歯牙移植(自分の歯を別の場所に移植する治療)や、ブリッジの土台、部分入れ歯の支えとして活用できる可能性があります。

抜歯が必要なケースとは?

親知らずは、すべて抜かなければいけないわけではありません。
以下のようなケースでは、抜歯が推奨されることが多いです。

□痛みや腫れを繰り返している
親知らずの周囲に炎症が起きる「智歯周囲炎」は、繰り返すと慢性化し、隣の歯にも悪影響を及ぼします。

□横向き・斜めに生えている
隣の歯を押して歯並びを乱したり、虫歯の原因になったりします。

□歯ぐきの中に埋まっている(埋伏智歯)
見えない部分で炎症や嚢胞(のうほう)を起こすことがあります。

□矯正治療の妨げになる
歯列矯正を行う際、親知らずがあると歯の移動に支障が出ることがあります。

逆に、まっすぐ生えていて、噛み合わせに問題がなく、清掃もできている場合は、抜かずに経過観察することもあります。

抜歯の流れと所要時間

親知らずの抜歯は、町の歯医者さんでも行なえる一般的な外科処置ですが、埋まっているなど、生え方によっては口腔外科で対応になることもあります。

1.事前診察・レントゲン撮影
歯の位置や神経との距離を確認し、安全に抜歯できるかを判断します。

2.麻酔
局所麻酔を使用するため、痛みはほとんど感じません。緊張している方には、笑気麻酔などを併用することもあります。

3.抜歯
まっすぐ生えている場合は、そのままペンチのような道具で抜きます。数分程度で終了することも。埋まっている場合は歯ぐきを切開し、骨を削って歯を分割して取り出すこともあります。埋伏の場合は、30分〜1時間程度かかることもあります。

4.縫合・止血
切開した場合は縫合し、ガーゼで圧迫止血します。

術後のケアと注意点

抜歯後は、腫れや痛みが出ることがあります。以下のポイントを押さえておきましょう。

□痛み・腫れ
術後1〜3日ほど腫れることがあります。冷やしすぎると血流が悪くなるため、保冷剤はタオルで包んで短時間だけ使用しましょう。スポーツや激しい運動はやめておいたほうが無難です。痛み止めは処方された通りに服用し、無理な我慢をしないことが大切です。

□食事
当日は柔らかいものを選び、刺激物(辛い・熱い・硬い)は避けましょう。
抜歯した側では噛まないようにすると、傷口の保護になります。

□うがい・歯磨き
強いうがいは血餅(けっぺい:かさぶたのようなもの)を流してしまうためNG。歯磨きは傷口を避けて、優しく行ないましょう。

□ドライソケットに注意
まれに血餅が剥がれてしまい、骨が露出して強い痛みが出る「ドライソケット」になることがあります。痛みが強くなった場合は、すぐに歯医者さんに連絡をしましょう。

よくある質問Q&A

Q. 抜歯後、仕事や学校は休むべき?
A. 軽度の抜歯なら翌日から通常生活も可能ですが、腫れや痛みが出る場合は1〜2日休むのが理想です。

Q. 親知らずは何本でも一度に抜ける?
A. 状況によりますが、上下左右すべて抜く場合は、数回に分けて行うことが一般的です。

Q. 抜歯後に熱が出たら?
A. 微熱は一時的な炎症反応ですが、38℃以上の発熱や強い痛みが続く場合は、感染の可能性があるため受診を。

親知らずが生えたら歯医者さんへ

親知らずは、放置すると思わぬトラブルにつながることがあります。
「痛くないから大丈夫」ではなく、「今は痛くないけど、将来どうなるか」を考えることが大切です。

抜歯は怖いイメージがあるかもしれませんが、適切な診断とケアがあれば、安心して乗り越えられます。気になる方は、まずは歯医者さんで相談してみましょう。あなたの口腔環境に合ったベストな選択が、きっと見つかります。

府中エリアで親知らずの痛みや違和感でお悩みの方はつくしの歯科にご相談ください。丁寧な診察とわかりやすい説明で、安心して抜歯に臨める環境をご提供しています。