赤ちゃんの歯みがきってどうすればいいの?歯科検診はいつからがおすすめ?|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

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赤ちゃんの歯みがきってどうすればいいの?歯科検診はいつからがおすすめ?|府中の歯医者【つくしの歯科】土曜診療、日曜診療、祝日診療

赤ちゃんの歯みがきってどうすればいいの?歯科検診はいつからがおすすめ?

みなさん、こんにちは!歯のケアはしていますか?

最近、身近でおめでたいニュースが多く、今後が楽しみな今日この頃です。さて、そういった理由で今回は赤ちゃんの歯についてお話をしていきたいと思います。

赤ちゃんによって歯が生え始める時期は個人差がありますが、だいたい、生後6ヶ月から9ヶ月ごろに下の前歯(乳中切歯)が2本生えてきて、次に前歯(乳側切歯)が2本生えてきます。赤ちゃんの歯は乳歯といって、全部で20本、目安として2歳半くらいまでに生え揃います。

乳歯は、永久歯に生え変わる5歳半から12歳まで使用することになります。乳歯は永久歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすかったり、転んだ拍子に折れてしまったりと不安が尽きない存在です。

赤ちゃんの歯みがきは、口の中にかわいい白い歯が1本でも生えたらスタートしましょう。乳歯は、母乳やミルク、離乳食による汚れが付着します。放置すると虫歯になってしまい、将来歯並びに影響を及ぼしてしまうことも。赤ちゃん用の歯ブラシでキレイに磨いてあげてください。

また、赤ちゃんが「歯ブラシ」に早く慣れるためにもガーゼではなく歯ブラシ(赤ちゃん用)で早くから磨いてあげるのがおすすめです。1歳頃からはじまる「イヤイヤ期」には、歯磨きを拒否する子も増えてきます。歯磨きは毎日の習慣と早いうちから慣れさせることで、多少やりやすくなる場合もあります。

毎日の育児は大忙しで、歯磨きをするのもとてもとても大変なことですが、かわいい赤ちゃんの歯のため、少しだけ時間を使ってみてください。

赤ちゃんの歯みがきのコツは痛くしないことと、楽しみながらおこなうことです。赤ちゃんをあおむけに寝かせて、力が入らないようにえんぴつ持ちで小刻みに優しく磨いてあげてください。歯ブラシの毛先は歯面と直角に、歯ブラシの毛先が軽く広がる程度の力加減が目安です。また、上唇の裏側にあるスジに歯ブラシが当たると痛いので、その部分を磨くときは指でガードしてあげてください。

歯みがき中はニコニコ笑顔を心がけて、上手にお口を開けられたら「えらいね」「大きなお口だね」など、声をかけてあげましょう。また、赤ちゃんが気に入っている歌を口ずさみながらなど、笑顔で口を開けている時にサッとできるのが理想的です。絵本を活用してもいいでしょう。「ノンタンはみがきはーみー」や「おでかけ版ボードブック はみがきあそび」、「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」など、本屋に行くと、楽しい歯みがき絵本がたくさんあります。

ちなみに私のおすすめは、本についてる歯みがきでいろいろな動物たちの歯を磨ける「はみがきおねがい!」です。赤ちゃんのうちは、この付属の歯ブラシを口に入れて舐めてボロボロにしてしまうので、注意が必要ですが、磨くマネを何度か繰り返すうちだんだんと「歯みがき」がわかってきます。そんな成長を見るのも子育ての楽しみの一つです。

よくお母さんから相談される「夜中の授乳」の虫歯対策ですが、歯科医師としてはできれば1歳半までに断乳ができれば!とおすすめはしています。ですが、赤ちゃんにとって母乳は精神的な安らぎであったり、愛情を深めたりという意味合いもあり、なかなか断乳が難しい場合もあります。難しい場合は無理に断乳せず、おやつの時間を決めたり、寝る前に歯ブラシとデンタルフロスでしっかりケアするなど、できることをやっていきましょう。

赤ちゃんの歯医者さんデビューですが、歯が生えてくるタイミングの生後6ヶ月くらいがおすすめです。口腔内に特に問題がない場合でも、そこから3〜4か月、または半年に一度のペースで定期検診に行きましょう。自宅でのケアが適切か、噛み合わせはどうか、など歯医者さんに診てもらえば安心です。また、早めの歯医者さんデビューは、歯医者さん嫌いになりにくくなるというメリットもあります。

赤ちゃんの歯磨きは大切な一方、とても大変です。日頃からよく観察して、不安や心配などがあったらぜひつくしの歯科にご相談ください。